MicroSoftTechSummit2016雑なメモ

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Azure
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◆VnetPeering
VPNゲートウェイが不要
200mbps等の制限がなくなった
クラシックと接続
Peeringの転送量で課金(1Gbあたり0.2円)
同一リージョン、同一契約内(契約内であればサブスクリプション間も可

◆LB
マルチVIPに対応した
WAFのプレビューが始まった

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WindowsServer2016
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◆ハイブリットクラウド
パブリッククラウドプライベートクラウド関係なく
どちらかといえばプライベートクラウドパブリッククラウドのアイディアを適用するイメージで統合していく方針

そのためにAzureStack

◆AzureStcakIntegratedSystem
AzureStackが入っているHWをHWベンダーが提供する
ソフトだけで販売していない
Dell、HP、LENOVO(2017年夏に登場

コンテナー
WindowsServerコンテナーはライセンス限らず無制限
HYPRE-Vコンテナー、standardは2つまで、Datacenterは無制限

WindowsServerコンテナーはコンテナ上でカーネルが同じだ
HYPER-Vコンテナーは独立したカーネルを持てる
→セキュアにできる

◆ナノサーバ
WindowsServerが機能が充実しているぶん、大きい
特定ミッションに特化したスモールなサーバ→ナノサーバ
  →IISのみ、ADのみ、H-Vのみ

→セットアップ時間や、DISKサイズが10分の1以下
→高速デプロイ、リソース有効活用、脆弱性最小化、ダウンタイム最小化、
 再起動高速化、ハイブリッド移行の迅速化


ナノサーバをコンテナとして管理、展開も可能


◆DockerEngineを入れた
Dockerファースト。PowerShellでかぶせるのではなくDockerコマンドを使える

◆ハイパーコンバージド
複数サーバをネットワークでつないで1システム扱い(H-V+ストレージクラスタ
SDS:SSDのレイヤを一つに見せる、HDDを一つに見せる、遠隔地レプリケートもできる
スモールスタート、柔軟な拡張が可能

仮想化技術で語る時代ではない。AWSxenだし
その上のサービスを語る

◆2016のSDNは良い
ネットワークのゴールはAzureとおなじ
ネットワーク定義はInftaStructureAsCodeで作る
ネットワーク屋さんが考える階層に当てはまるように作られている
Azureのノウハウがふんだんに使われている

◆2016は、セキュリティもかなり向上している
Windows10のコアと共通

・ファイル分類インフラストラクチャ
 ファイルサーバに含まれる機能
 ファイルが放り込まれたときに分類するプログラムを簡単に作れる

◆ServiceFablic
クラスタを組まずにソフトウェアで可用性を担保する
linkサーバで使われていたノウハウの進化版

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ハイパーコンバージドインフラ
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◆概要
従来:サーバとストレージは別
HCI:サーバ筐体にストレージを含み、サーバ同士を並列につなぐ

メリット
2Uスペースからスモールスタート可能
スケールアウトが容易(クラスタへのノード追加)
X86サーバのみを使用(ストレージはいらない)


Cloud is a model. not just a place.
場所は関係なく、クラウドらしく

コンバージド:サーバとストレージは別
ハイパーコンバージド:サーバとストレージを同一筐体。

AzureStackはHCIで動かそうとしている

Windows2016の機能、HCIはAzureで使われている機能であり、十分枯れているので安心して使える

◆StorageSpacesDirect
→HCIを実現する中核の機能
 ローカルストレージ(DAS)を記憶域スペースとみなす

コストを考えると三階層で検討する
→NVMe+SSD+HDD

スケールは最小2ノードから可能。最大16ノード
(古い資料だと最低3ノードとか記載されているので注意)
最大400ドライブまで可能

◆StorageSpacesDirect利用のシナリオ
HYPER-Vで利用可能
SqlServerでも利用可能
パブリッククラウドの共有ディスクとして利用

冗長化
冗長化RAIDを使わない(ソフトウェア管理のメリットの足かせとなる)
下記を使う
・Replication
 →相対的にこちらのほうがパフォーマンスは良い
・Erasure Coding
 →パリティ計算のためパフォーマンス劣化
  最近は良くなってきている
 →ディスクの使用効率が悪い。
  ノード数をあげれば使用効率を高められる(最大16ノードで80%)


・2ノード構成だと、死活判断のために、クォーラムが必要だが共有ディスクに置くと本末転倒なので別機能として、下記を提供
  ・ファイル共有監視
  ・クラウド監視(Azureのストレージを利用) #インターネット接続が必要

◆パフォーマンス
RDMA:ダイレクトアクセス
NVMe:SSDより早い
ReFS:NTFSに代わる新しいファイルフォーマット
   WindowsServer2016では上記がデフォルト
   速くなった
   例:100GBのアロケーションが数分から3秒くらいになった

上記の機能をすべて利用すると、だいたい下記のIOPSを叩き出せる
16ノード 500万IOPS
4ノード 300万IOPS

◆HCIで抑えるべきネットワーク
HCIを実現するうえで最も大事なのはネットワーク
ノード間をまたがって修復作業なども行われるので、ネットワーク間のレイテンシが重要

下記強く推奨
・10GBps以上にする
・RDMAを使う

以前はRDMA対応NIC仮想マシンにつけられなかった
Windows2016からは可能(仮想NICがRDMA対応NICを認識できるようになった)
→そのためNICは2枚で構成可能

ネットワーク設計のツボ
横のネットワークのコストを掛けるべき
横>縦
サーバ間のネットワーク>ユーザとHCI間のネット枠

◆作り方
普通にWindowsServewrを作るのとほぼ変わらない。
HCI構築時にはWindowsUpdateを忘れないこと(直近で不具合あり
クラスタ作成時(PowerShell)にてNostrage指定

◆HCIのハードウェア
スモールスタート:キャリーケースに2ノードが納まる
1サーバ千ドルくらい

HCI組み込み済みのベンダー